小児医療連載コラム “いざというときにあせらない”こどもの病気とケア


ヒブ(Hib)とはヘモフィルスインフルエンザ菌b型(Haemophilus influenza type b)の頭文字をとった略称であり、ヒブワクチンはこの菌のワクチンです。
ヒブは人ののどや鼻の奥などにすみついている、身近な最近のひとつです。
感染すると、一部の人では血液中にヒブが入り込み、全身に広がります。脳を包んでいる髄膜に感染すると髄膜炎、喉の奥に感染すると喉頭蓋炎などの重症な感染症を引き起こします。
ヒブによる感染症で最も怖いのが髄膜炎です。
ヒブワクチンが公費で接種開始されるまでは5歳以下の髄膜炎の起炎菌の60-70%を占め、適切な治療を行っていてもその死亡率は0.4-4.6%、後遺症率は11.1-27.9%と非常に高いものでした。
ヒブワクチンは2011年から公費助成が始まりました。2013年から定期接種のワクチンとなると接種率が高くなり、2014年以降は重症なヒブ感染症は報告がなくなりました。
毎年冬になると君津中央病院ではヒブの髄膜炎のお子さんが必ず入院していたものですが、最近は本当にいなくなりましたね。
ヒブワクチンは生後2ヵ月から接種を開始し、1歳までに4週間隔で3回、1歳以降に1回接種します。
5歳以上のお子さんは、基本的には接種する必要がありません。
副反応としては接種部位の赤み、腫れ、痛みなどがあります。
生後2ヵ月からしっかりと予防接種を行って、ヒブ感染症を予防しましょう。
医療法人社団育心会
やまだこどもクリニック
院長 山田慎一
https://www.yamadakodomo-clinic.com/
※2020年10月2日掲載
※取材時点の情報です。掲載している情報が変更になっている場合がありますので、詳しくは電話等で事前にご確認ください。
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